6.06.2008

THE HOMETOWN OF THE JAGUAR Vol.2


前回に引き続きジャガーの故郷であるキャッスルブロムウィッチ工場をご紹介いたします。
XFの製造ラインがある工場の概観。
こちらは、XFの製造ラインがある工場の概観ですが、XJやXKの工場とは違い、かなり近代的に見えます。(手前は、従業員の方の車でしょうか?ボグゾール?)
内部は、大変クリーンで約2000名の従業員の方が大変忙しそうに働いていらっしゃいます。(24時間稼動で2交代制。)1台のXFが出来上がるのが約7時間だそうです。XKが1台作るのに48時間かかるそうなので、大変な効率アップが計られています。
おおまかに順番を説明いたしますと、バレーボールコート2面くらいの部屋で、ボンネットが作られています。川崎製鉄のロボットがとても複雑な動きでプレスしていますが、やはりジャガー伝統のヘッドライトの丸みに沿った形のボンネットを作るのは大変なようです。次にボディの骨組みが出来上がっていき、チェックのあと(熟練の職人さん3名が手でチェックしてます。)ボディを塗装して、各部品を2人一組の職人さんが次々と取り付けていきます。ドア・トランク・ダッシュボード・ガラス・エンジン・配線・ハンドル・シートなどなどと・・・。最後に機械でオイル・冷却水・ガソリンなどを一気に注入して出来上がりでした。




わかりずらいですが、こんなホイールを履いたXFもありました。


キャッスルブロムウィッチ工場は、第二次世界大戦中に活躍した戦闘機‘‘スピットファイヤー’’などを造っていた工場です。工場の前にある交差点の中にこのようなモニュメントがあります。伝統を重んじ、古いものを大事にする心が伝わる素晴らしい工場でした。