7.14.2008

EATON-SUPERCHARGER TVS


1994年、新しいXJ-SeriesがDEBUTしました。
そしてSeriesに新たに加えられたモデルとしてSUPERCHARGERを搭載したXJRが登場します。



                   【EATON M90】

当時JAGUARの誇るAJ16直列6気筒4.0エンジンにEATON社製のM90水冷インタークーラー付SUPERCHARGERを搭載し、325PS、トルク52.2㎏を発生させました。




1997年、JAGUARはストレート6からV8エンジンへと変貌と遂げます。
このV8エンジンは4.0Litterベースで開発され、現行モデルのX350では4.2Litterに拡大されています。
このAJ-V8エンジンにも引き続きSUPERCHARGERが搭載されました。
水冷インタークーラーをV8の各々のバンクに個別に1つずつ装備し、ツインインタークーラーとしています。




                   【EATON M112】

SUPERCHARGER本体はM90モデルからM112と変更を受けています。
当時M112は最大のモデルで、M90に比べて低回転にもかかわらずそのキャパシティは前モデルより24%も向上されています。エンジンへの負担を軽減させ、更に効果を得ています。
4.0Litterで375PS、トルク53.5kgを発生させたXJRは4.2Litterで406PS、553N・mとなりました。
同じエンジンを持つXKRは更に引き上げられ426PS、560N・mまで増幅されています。


2006年、EATON社は画期的な新型モデルを発表しました。
TVS(ツイン・ボーティス・シリーズ)です。
M90・M112ともSUPERCHARGER内部の2つのローターの歯は「3枚歯の捻り角60度」でした。TVSは「4枚歯の捻り角160度」となっています。
これにより吸気効率、レスポンスの向上とノイズ軽減を達成しています。そしてユニット自体もコンパクト化され重量軽減は勿論、コンパクトなエンジンにまで搭載可能となっています。
次期XJRやXKRにもコンパクト、軽量、効率アップは朗報ですが、それよりV6に搭載したコンパクトスポーツが出ると面白い感じがします。

中止になったF-TYPEの様な・・・・。